• Nam June Paik (1932-2006)

http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20060130i515.htm

韓国の聯合ニュースによると、ビデオ・アーティストとして国際的に知られる韓国のナムジュン・パイク(白南準)氏が29日夜(米東部時間)、米フロリダ州マイアミのアパートで死去した。73歳だった。

 家族によれば、死因は「自然的なもの」で、葬儀は数日後にニューヨークで行われる予定という。

 パイク氏は1932年、日本の植民地統治下のソウルで生まれ、東京大文学部を卒業後、西ドイツ(当時)に渡り、前衛芸術運動に参加。63年の初個展でテレビ受像機を使った実験的な作品を出品し注目を集めた。

 その後、ニューヨークに居を移し、ビデオアートの先駆者として活躍。84年に同地とパリを衛星回線で結んだ「グッドモーニング、ミスター・オーウェル」を発表するなど、電子技術を駆使した表現を開拓し続けた。

 93年にベネチア・ビエンナーレのドイツ館に出品し、金獅子賞。95年に福岡アジア文化賞などを受賞した。妻は、日本人美術家の久保田成子(しげこ)さん。(ソウル支局)

(2006年1月30日20時38分 読売新聞)


ナムジュン・パイクのことをはじめて知ったのはいつだったか。おそらく10代、高校生のころだと思うが、美術手帖だったか宝島だったか。いづれにしてもそういう時代だった、80年代。