wintersongs2007-09-19

 
ゆら帝のシングルは耳に馴染むまでに時間がかかるものが多い。「ズックにロック」「ゆらゆら帝国で考え中」「つぎの夜へ」しかり。先行シングルの「美しい」がまだうまく自分に馴染んでいない感じなところに、偶然会った坂本よりサンプルをもらって聴いた10月10日発売のニュー・アルバム『空洞です』。
 
一聴、とんでもない傑作と確信しました。基本的には前作を踏襲しているのだが、のっけからトレモロかかりすぎの「おはようまだやろう」、ついにR&Bです。ソウルです。でもって、いつものジャーマン、サイケも一応入ってます。ゆら帝のヤング・アメリカンというか、フューチャリスティック・ドラゴンというか・・・、ちょっとちがうか。
 
それにしても「学校に行ってきます」。
こんな曲はいままで一度も聴いたことがない!
とんでもない曲です。
日本のロック史に残る変な曲になるかもしれないが、とんでもないすごい曲です。
 
「学校に行ってきます」から続く「ひとりぼっちの人工衛星」「空洞です」への流れは圧巻です。
 
ついに突き抜けた感がありますな。