当然のことながら、ある企画には半年以上の準備期間があり(そんなにない時もある)、あたりまえのように、あるテーマやアーティストに対する関心をある期間継続させなければならない。いつもそんなとき、決まって大きな別の関心事の波がやってくる。
ついこの間までは放射能とか核兵器だったのだが、最近は三島由紀夫の行動家としての晩年と、同時期のエッセイがちょっとしたマイ・ブームになっている。たぶん熊本市現代美術館で「森村泰昌―美の教室、静聴せよ」展を見たあたりからだと思うが、同じ頃、椎根和平凡パンチ三島由紀夫」を読んだことも大きいかもしれない。いや、でもそのちょっと前「八谷和彦OpenSky 2.0」展の準備をしている頃に、思い出したように「太陽と鉄」の中の「F104」を再読したことに始まっているのかもしれない。その後「行動学入門」とか「若きサムライのために」とか「文化防衛論」とか「三島由紀夫VS東大全共闘」とかを立て続けに読んだ。
 
最近読んだものと今読んでいるものこれから読むもの
平凡パンチの三島由紀夫三島由紀夫が死んだ日 あの日何が終わり 何が始まったのか三島由紀夫と楯の会事件 (角川文庫)源泉の感情 (河出文庫)