• Holger Czukay/Ursa Major '21st Century' ホルガー・シューカイ「21世紀
  • Tape & minamo 'birds of a feather'

  
21st Century 
ホルガーの新作はハルメンズの「20世紀」を思わせるタイトルの「21世紀」だが(ちがうか)、20世紀だろうが21世紀だろうが「相変わらず」というのがふさわしい、いつもの「あの音色」が随所に聴かれる。ただ思うのは、テクノによる再評価以降のホルガーには、あの独特のポップさが後退している。クラブ・ミュージックとポップ・ミュージックというフォーマットの違いによるものだろうか。ヴォーカルの感じやダブっぽい音処理のせいか、New Age Steppersを思い出したりする部分もある。
一緒に初期作品2枚が再発されているのだが、手法の斬新さによる衝撃度は今なお十分すぎるほどある。続いて「On The Way To The Peak Of Normal」や「Full Circle」や「Der Osten Ist Rot」や「Rome Remains Rome」(ちゃんとフォローしてたのはこの辺まで)も再発されるのだろうか。楽しみ。(David Sylvianとのコラボレーションもよかった。)
最近のホルガーの作品はじつはちゃんとフォローしてはいなかったのだけど、2002年に来日していたらしい。知らなかった。
 
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