最近手にしていなかったタワレコbounceをもらう。ゆら帝が表紙で記事が載っていたから。今回のは、やはりYoung Americansだったか。学生時代にはスライとかカーティス・メイフィールドなんかをよく聴いていた。スウィート&メロウなソウル・ミュージックは好きで、この間もアトランティックの再発があたっときはまとめて何枚か買ってしまった。
「空洞です」は、なんとなくボウイの「ライト」(Young Americans所収)みたいな(ちょっとちがうな)イントロのリフに、「ファミリー・アフェア」みたいなカッティングで、間奏でサックスが入ってくるところは悶絶ものです。「空洞」と「ムード」を韻を踏んでいるのがちと無理がないか、と思いながらも聴かせてしまうところもすごいが、にしても、歌詞はあいかわらず切れる。「なぜか街には大事なものがない」「きみの求めてる無意味なものがない」には唸らされた。
とにかく『空洞です』傑作です。