最終日にphotographers' galleryへ、「photogramma : deixis of index 松井茂 展」を見に行く。ギャラリーに入ろうとするとすでにふたりの観客が来ていて、松井さんの「量子詩」を読んでいる、のが見える。これチラシとおんなじ光景だな、と思っていると、彼らはそれを音読している。ふたりの読み方は意識的にか違う読み方をしているような気がした。お客さんが来ていない時も読んでいるのだろうか・・・。
はたして、壁に貼られた新聞紙を一頁づつ読んでいくのが正しい鑑賞法なのかどうか知らない。このギャラリーの性質を考えれば、紙面の写真と文字とのレイアウトを見ていく、というのが正しいのかもしれない。山口小夜子さんの訃報をしばし黙読する。
 
夜、新宿で偶然、生西康典さんに遭遇。山口小夜子さんのことをしばし話す。