最終日駆け込み。
デザイン、グラフィック、イラスト、ペインティングと60年代から現在にいたるまでを俯瞰した展覧会。時系列でない構成がかえって作家の一貫したものを浮き上がらせていた。作品展数は700点もあったそうで、美術館全館を使用した大規模なもの。いつもの展覧会とは異なり、二階から入って一階に戻ってくる展示構成だったのだが、中年のおやじが判りにくいとかなんとか案内係に文句をつけていた。たしかに俺も最初一階(出口)から入ってしまったけど、そんな目くじら立てるようなことでもなかろうに。
《東野さんの海底葬》という、東野先生が素潜りしてるところを海底でMDとJJが墓穴を掘って待ってるという絵画があって、しばししんみり。MDはともかく、JJってジャスパー・ジョーンズ?まだ生きてる・・・。
三島由紀夫の『おわりの美学』の「女性自身」誌連載時のイラストも展示されていた。イラスト入りで復刻できないだろうか。
 
行動学入門 (文春文庫)