なんでも今年は所謂「アンビエント・ミュージック」が生まれて30年なのだそうだ。編集者M氏の電話であらためて気がつきました。さて、送られてきた誌面に目を通すと、この30年でアンビエントというのはずいぶんと、その創始者とされるイーノと遠いところに来ているんだな、という感じがした。アンビエント・ハウス以降のことをあまり良く知らないからそう感じるのかもしれないが。
なにか、もや〜っとした音の状態があると「アンビエントっぽい」などと便利な形容詞に使ってしまうが、個人的にはアンビエントというのは、非常に醒めた状態にあること、という気がしている。ヴァージンのアンビエント・コンピレーション『Isolationism』はとんでもない名盤だった。
Ambient 4
 
これに「アカデミズムのアンビエント作品」という短いコラムを書いています。
目次を見ると、アンビエントの「ファースト・ディケイド」ということになっていて、1978―1987という時代区分がされているのだが、書いてあるものはこの時代よりも前のことしかかいていない・・・。そういうことなら最初にそういってくれ〜。
しかも、見出しが「CLASICC X AMBIENT」になっているのは、わたしの職場にひっかけたのか、ただの間違いか・・・。