昨年の振り返りもしないまま、いつのまにか2009年になってしまいましたが、やはり少し振り返ってみよう。
 
一昨年は「いままでになく忙しかった」とか書いていたけど、昨年も忙しかったと言えば忙しかった。・・・ような気がするだけかもしれない。 
 
4月にICCの展示がオープンし、八木良太さんとのトークをはじめ、いろいろとイヴェントがありました。平行してソウルのギャラリーLOOPでの展覧会の準備になだれこみ、5月末から6月頭にパラモデルのふたり、梅田哲也さん、毛利悠子さん、渡辺水季さんたちとソウルへ。レヴューも書かせていただいた『生きること』がとんでもない傑作だと思っていたところに、巻上公一さんにインタヴューできたのも光栄でした。高谷史郎さんと渋谷慶一郎さんのトークの司会を仰せつかり、「司会喋り過ぎ」と言われながらもがんばりました。トーキョーワンダーサイトの音楽企画公募「EXPERIMENTAL SOUND & ART FESTIVAL」の審査員を、一柳慧さん、山下洋輔さん、中川賢一さん、家村佳代子さんといった方々にまじって末席を汚させていただきました。東京都写真美術館の『液晶絵画』展では国立国際美術館建畠晢館長とお話をさせていただき、またICCでは、『S/N』トークショーやソウルの帰国展を担当して、日韓アーティスト&キュレーター3時間超ノンストップトーク。一昨年〜昨年のBRAINZから始まり、第三期のBRAINZにもお誘いいただき、佐々木敦さんとダブルヘッダーで行なうことができたのは非常にありがたいことでした。昨年から始まった「メディア芸術論II」は、初めてということもあってカリキュラム作りを試行錯誤。今年はどうやろうか。「サウンド・アート」の方はずいぶん講義としてもまとまってきたような気がするので、どこかで整理しておきたいような気もする。日本で年越しをするためにやってきたリチャード・シャルティエのコンサートでの対談は、なぜかひとりで暴走したように思われたかもしれないけど、かなり理路整然とリチャードの活動を解釈してみたつもり。
 
radio intoxicateでは、小沼純一さん、村尾泰郎さん、石井大輔さん(TRUE VIEW編集長)と高見一樹さんはじめイントキシケイト編集部の方々と座談会を行ないました。それぞれ小沼さん、村尾さん、石井さんと僕で曲を持ち寄って順番に聴いていくという趣向です。もともと各10曲聴く予定が、時間の都合で各4曲しかプレイされてませんが、下記ウェブには、それぞれの10曲がリストアップされています。
みなさんが持ってこられた曲は、知らないものが多く、自分の不勉強を実感。
http://blog.intoxicate.jp/content/2008/12/radio-intoxic-3.html 
収録分は年末年始に2回に分けて放送され、下記時間に後半(というか新年という設定でみんな喋ってますが)が放送されます。
1/3(土)11:00〜13:00 再放送1/6(火)8:00〜10:00、14:00〜16:00、22:00〜24:00
 
EXPERIMENTAL SOUND & ART FESTIVALは、今月21日から25日まで開催されます。僕も会期中見に行きます。全部見ようと思うとかなり盛りだくさんかと思いますが。
http://www.tokyo-ws.org/archive/2008/12/experimental-sound-art-festival.shtml
  
 
で、今年はまたいろいろと楽しいことがあるといいなぁ。(厄年なので)