昔の原稿

音の「無名状況」 00 以前筆者は、「弱音系」「微音系」「無音系」などと称されることになる動向が、代々木のギャラリー/フリー・スペース、オフサイトから、その立地条件による音量制限という外的条件によって半ば必然的に導かれたものである、という主旨…

今月末にシカラムータの「初の公式ライヴ盤」がリトルモアよりリリースされます。 前作『ゴースト・サーカス』は2004年のベストに選んだほどで、いまでもよく聴くCDだが、これもまたすばらしい。 2004年極私的音楽回顧 「2004年日本のポピュラー音楽回顧」と…

2005年7月にUPLINK Xで開催された、生西康典+掛川康典+永戸鉄也の映像にFilament(Sachiko M 大友良英)のふたりがライブでサウンドトラックを演奏するというイヴェント「Dark Room filled with Light」が先月DVD化された。 そのイヴェントのレヴュー。 「…

ツジコノリコが2001年にmegoからリリースしたCD『少女都市』がボーナストラック付きで、『少女都市+』としてリイシューされるようなので、以前彼女について書いた原稿を。少し褒めすぎか? ただそれだけ ツジコノリコの音楽を初めて聴いたのは、たしか恩田…

先日、ラフォーレミュージアム原宿で開催された、ブライアン・イーノ「音楽映像インスタレーション展 77 Million Paintings」を見てきた。イーノのやっていることは、とにかく一貫している。ただ、先頃DVDで発売された《Mistaken Memories of Mediaeval Manh…

去年の仕事の中でも印象深いもののひとつ。何が印象深いって・・・、インタヴューなのにテレコがなかった・・・、ということにつきます。というわけでメモ片手に一生懸命インタヴューしました。 インタヴューには僕の希望で一応トム・ワトソンも同席していた…

年頭にあたり、昔に書いたこんな原稿をあげてみます。 ジョンとヨーコの出会いにおいては、「お金を払った気になって、想像の釘を打つ」というエピソードの方が有名でしょうか。1966年、ロンドンのインディカ画廊での個展で、《Ceiling Painting》を見たジョ…