winter songs

Lou Reed "Blue Mask" Average Guy 俺はクリスチャンでもなんとか教信者でもない カウボーイでもマルキストでもないし 犯罪者でも右翼でもない 俺はただ正しくあろうとしている平均的な男 平均的な男 普通の男 どうといったところのない どこにでもいそうな…

Biff Rose 'The Thorn in Mrs. Rose's Side/Children of Light' かつてこんな奴がいた 彼の名前はバズ 彼は新米警官 ただのかわいいおまわり 彼はサンセット通りを警邏した 自由の地 ヒッピーの聖地だ 彼はきみやぼくを守ってくれていた アリスDという名の少…

The Only Ones 'The Only Ones' ↓とんでもない歌ですね。 なぜ俺はこんなひどく感情的なトラウマを抱えなくてはならないのか どうしていつも気ままでいたいという気分にならないのか なんでほかの奴らみたいに幸せになれないのか 悪人には平和はない 奴らが…

XTC 'Black Sea' ぼくらの肺には言葉なんてない 世界に気持ちを伝える言葉なんて 考えを伝えるすべもない 精神的なつながりもない きみの考えることを声にだせない ぼくらの胸には言葉は入っていない ぼくらの舌には話す筋肉がない ぼくらの心の中を世界に伝…

Todd Rundgren 'Todd' けして会うことのない訪問者たち ぼくらの間にほんとうの会話なんてあっただろうか でもきみは知っていると思う メールが来る、メールを出す 最後の返信は送られぬまま でもきみにはわかっていると思う ぼくにどうしたらいいかを伝える…

John Lennon 'Walls and Bridges' ↑前のジャケットの方が好きだ。 誰も愛してはくれない 落ちて だめになっているときには 誰も見てはくれない 舞い上がっているときには みんなが小さいことにやっきになっている 僕がきみの背中を引っ掻けば きみはナイフを…

Brian Eno 'Before and After Science' イーノは曲の歌詞を公表していないので、聴き取りレベルですが、ここではあまり関係ありません。 蜘蛛 と わたし すわって 空 を 見ている この 音 の ない 世界 で わたしたち は 蜘蛛の巣 を 編む 一匹 の ちいさな …

David Bowie 'Space Oddity' ぼくは心を休めるためにこの散歩にでた なにがぼくを苦しめているのかを見つけるために 自分を見ると 多くの時間を教育に費やしたとは 思えない それはとても昔のことのようだ ぼくは物思う人間であって話す人間ではない まあ、…

Ivor Cutler 'Velvet Donkey' Robert Wyatt 'Nothing Can Stop Us' ↑画像の色が変だ・・・。 行って芝生の上に座りなさい そうしたら私がお前の隣に座ろう 私たちで話そう 私たちが話しているあいだ 私の言っていることを解らせるために 私はお前の頭を木槌で叩…

Lou Reed 'Transformer' 中学生のころ、このLPと「ベルリン」を買った。ちょうど廉価盤で再発されたころだった。すぐに気に入ったのはこっちの方で、「ベルリン」は良さがわかるまでに相当な時間がかかった。当時坂本龍一が、ルー・リードの歌を聴いて思うの…

Lou Reed 'Transformer' 衛星が空に消えていく そんなことが俺をぼーっとさせる 俺はそれをほんのしばらく見ていた 俺はテレビで見るのが好きだ 衛星が火星に向かって消えていく すぐにそこも駐車でいっぱいになるだろう 俺はそれをほんのしばらく見ていた …

Fairport Convention 'Full House' 去年の2月ダブリンに1週間くらい滞在した。その時にずっと聴いていたのがこのLP。2月のダブリンはいまの東京よりずっと寒かったけど、いまより薄着だったような・・・。 このアルバム、何度も書くけど男だけになったバンド…

Bob Dylan 'Another Side of Bob Dylan' きみと 競いたいわけじゃない 打ち負かしたり 欺いたりしたり ひどい仕打ちをしたいわけじゃない 簡単に考えたり わかったような顔したいわけじゃない 否定したり 無視したり 磔にしたいわけじゃない ぼくがほんとう…

Robert Wyatt 'A Short Break' 今年もあと一日。今年にあったいろいろなことを思い出しながら・・・。 この作品、言葉はありません。 いや、ありました。 "IS EVERY MOMENT FOREVER?" "OR NEVER?"

Biff Rose 'The Thorn in Mrs. Rose's Side/Children of Light' Tiny Tim 'God Bless Tiny Tim' David Bowie 'Hunky Dory' 心を愛で満たそう 戯れに無駄な時間を過ごすことはない これまでに起こったこと それはきみのこころの中で起こったことにすぎない き…

Big Star 'Sister Lovers' アレックス・チルトン、洪水で行方不明と思ったら、ビッグ・スターの新録が発売されたみたい。まあ、とにかくよかった。 ビッグ・スターも、90年代初頭にティーンエイジ・ファンクラブなどによって再評価されたバンドだ。ロック調の…

Galaxie 500 'On Fire' パステルズと同じころ好きだったバンド、Galaxie 500。このグループ、非常にカヴァー曲のセンスがよい。このアルバムでは、ジョージ・ハリスンの"Isn't It a Pity"をやっているが、ほかには、オノ・ヨーコ、ジョナサン・リッチマン、…

The Pastels 'Trackload of Trouble' パステルズは特にカトリーナの書く曲が好きだ。照れるくらいにあけすけな曲だが・・・。パステルズのいちばん好きな曲。 昔、改装する前の渋谷クアトロでパステルズを見た。そこは楽屋が簡単にのぞけるようになっていたのだ…

David Bowie 'David Bowie' デイヴィッド・ボウイの隠れた名作である、このファースト・ソロ。70年代の10年がボウイの最初の黄金時代だが、そこからも切り離されてあまりにも言及されることの少ない不幸な作品ともいえる。個人的には、地味ながらいい曲の多…

The Doors 'Waiting for the Sun' ドアーズはよく知られた曲よりもそうでない曲のほうが良かったりする。 冬 風が冷たく吹く季節 恋に落ちる そう願っている 風はとても冷たい だからだろうか きみを暖めたい きみの手がぼくに触れる 一緒に踊ろう 愛しい人 …

Vashti Bunyan 'Just Another Diamond Day' この一曲のみに参加しているフェアポート・コンヴェンションのデイヴ・スワーブリックのフィドルが好きだ。 このヴァシティ・バニヤンの復帰前の唯一のアルバムは、デヴェンドラ・バンハートや昨今の「フリー・フォ…

The Kinks 'The Village Green Preservation Society' ボニーとクライドが自身の犯行現場で記念写真を撮るように、なぜみんな存在証明としての写真を撮るのだろう。ジョナス・メカスの映画に写る友人たち、彼らはすべて「それはかつてあった」ものの集積。 …

Saturday SunからWinter Songsへ思うところあって、Saturday Sunを一旦閉じてWinter Songsとして再開することにした。 2004年の1月から、いままでまったく書く習慣のなかった日記というものをつけはじめた。もちろん2004年の前半はまったくといっていいほど…